吉川市「市民の声」に投稿してみよう
大体どこの自治体にもあるのでしょうが、吉川市には「市民の声」という制度があります。
吉川市に対して、市民の立場から「ここをこうしてほしい」と要望を出せる仕組みになっているのです。
市役所等に設置されている投書箱のほか、インターネットでも投稿できます。
実は、私も思うところがあって、どこまで真剣に扱われるかわかりませんでしたが、一度投稿したことがあります。
1週間ほどで、市からメールで回答が返信されてきました。
その内容は、まぁ、お役所的な「今後検討してまいります」的な文言だったんですが、その後、比較的早い時期に、ほぼ私が要望した通りのことを実行してくださったのです。
そのおかげで、私も一応、よりよい街づくりに、ほんの少し貢献できたのではないかと思っています。
吉川市の職員といえば、難病患者への対応で全国的に批難されてしまったのが記憶に新しいところですが、悪いところばかりではないと実感しました。
吉川市に限りませんが、行政機関って人によりますよね。ある人はすごくぶっきらぼうだけど、次の電話をかけたらすごく感じのいい人が出たり、よくあります。
真面目な問題に対して、真面目にお願いをすれば、それなりの対応を取ってくれるということなのだと思います。
投稿の流れとしては、
(1)「市民の声」を投稿
私はインターネットから、送りました。氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを入力する必要があります(ほとんど必須。匿名での投稿はできません)。
(2)市から回答が返ってくる。
私の場合は1週間ほどで回答がメールで届きました。必ず何かしらの回答は返ってくるはずで、無視されることはないはずです。
(3)市のホームページに掲載される。
個人宛の回答からさらに1週間ほどすると、個人名などは伏せられた形で市のホームページに掲載されました。
いろいろな「声」が掲載されていますが、読んでみて、次の点は考えないといけないなぁと思いました。
(A)それは市にお願いすることなのか。
よくあるのが「バスを増やしてほしい」「スーパーマーケットを作って欲しい」といったものです。
これに対しては「民間事業者が、それぞれ採算を考慮しながら決めることです。要望は出してまいります」としか返せないでしょう。
要望を出すなら「補助金を出すなどして、誘致できないでしょうか」的な表現なら、市に対する要望として成立する気がします。
また、「※県や警察署などが管轄している内容については、直接各団体へご連絡くださるようお願いします。」という注意書きがあるように、市の管轄でない部分もあります。信号機については、警察の管轄のようですね。
(B)言葉遣い
公務員だろうが何だろうが、皆人間です。きつい言葉を言われたら、つらいものです。読んでいる方も「そんな言い方しなくても・・・」と、嫌な気持ちになります。やはり柔らかい表現をお願いしたい。
(C)現実的か、実現可能か
「予算の都合」という、ある種、絶対的な制約条件があります。予算と優先順位(重要度)で決まるでしょうから、迷うところですね。
でも、伝えるだけ伝えておくべきとは思いますが、すぐには実行されないでしょう。