〈吉川市〉台風のときに参照すべきウェブサイト
昨日(2019.10.12)は、台風19号の影響で会社が休みになり、この状況では外出もできませんから、終日自宅で過ごしました。
テレビでは、各地の被害状況について伝えていましたが、こういうときに自分が判断すべきなのは「自分は、今、家にいてよいのか。それとも避難すべきなのか」の一点に尽きます。
「自分だけよければいいのか」と思われるかもしれませんが、自分や家族の生命・生活に関わる事態ですから、まずは他人・離れた土地のことは頭から除外して、自分の身を守ることを考えることです。
いろんな媒体であらゆる情報が流れる時代ですが、情報源は、次の4つに絞りました。
(1)ツイッター「吉川市防災情報(@yoshikawa_city)」
吉川市が運営する防災情報の公式アカウントです。
次の3点が良点だと感じました。
①市が公式に運営するアカウントであること
一般住民が発信する情報よりも信用できます。
②ホームページよりも安定して繋がったこと
市のホームページにすべての情報が集約されているので一番情報量が多いのですが、一時的に繋がりにくい時間がありました。
ツイッターは安定してアクセスできましたので、同じ情報が掲載されるこのアカウントから情報を得るのが一番だと思います。
③定期的にツイートを続けていること
頻繁にツイートを続けていた点がよかったと思います。同じ情報を繰り返して掲載しているだけのときもあったのですが、それも大切です。
こういうときに不安になるのは「この情報ってまだ生きてるの?」「何時間も前のツイートから更新されていないけど、今どうなってるの?」ということです。
更新が続いていることで、そのアカウントが放置されておらず、常にその時点の最新の情報を発信していることがわかり、安心感を得ることができます。
(2)日本気象協会 tenki.jp 埼玉県の雨雲の動き(予報)
天気図が読めなくても、これでなんとなく雨の様子がわかるし、予想できるようになっています。
これをみて「23時~0時頃になれば雨は落ち着くだろうな」とわかりました。
平常時も私が毎日見ているサイトです。
(3)国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所ライブカメラ(江戸川・中川)
川の様子を、定点カメラの画像でみることができます。画像は10分毎に更新されます。
吉川市は江戸川と中川に挟まれており、その水位に警戒しなければなりません。
危ないときには市から情報が発信されるので、個人レベルで川の水位まで気を配る必要はないと思いますが、実際に写真で川の状況が確認できるこのサイトは有用です。
今回、ツイッターで「吉川市」と検索したら、「埼玉県吉川市で中川氾濫」というようなツイートが複数ありました。でも、その時点でそんな事実はなかったはずです。
ファクトチェックという観点からもこうしたサイトの存在が役に立ちます。
水位の経過を10分単位でみることができます。これに基づいて勧告等が発せられると考えれば、ある程度、自分の今後の行動に予測を立てることができますね。
◎あえて観ないようにした情報
(1)テレビ・ニュースサイトなどの一般報道
全国レベルでのいろいろな情報が飛び交いますから、「自分もああなるのではないか・・」と不安になるだけ、精神衛生上よくないと感じました。
かといって、全体の状況を把握していないのもよくない。
なので、食事やトイレにいくときなどに眺めるだけにして、ずっと見続けることはしないようにしました。
もちろん、翌日には新聞やテレビで各地の情報を得るようにしています。自分の身の安全が確保されてから、他のことを心配するということです。
(2)一般人が発するSNSの情報
主にツイッターを眺めていたのですが、いわば、SNS上も「不安の台風」状態なのです。自分がいかに危ない状況かを競って発信している。そして前述のとおり「吉川市で中川が氾濫した」とかいう不正確な情報がたくさん流れています。
不安を抱えた人がそんな情報をみたって、不安が増すだけです。
中には有益な情報をもたらすものもあるかもしれませんが、それを捉えるのは至難の技だと思います。割り切って、観ないことにしています。
中原市長に代わってから、市のマスコミ露出含め、情報発信は以前よりかなり積極的になっているのではないかと感じています。
素直に評価できる点だと思っています。